バルダーズゲート3を4人マルチで1週したので完走した感想です。
ネタバレもあるので既プレイ向け。未プレイの人は購入検討だ。
前提
- 固定面子4人でキャラクリしてやった
- 難易度は途中まで冒険家(ノーマル)だったけど途中で戦術家(ハード)に変えた
- 4人ともTRPGやったことない(記事書いてる奴はCoCのリプレイ動画を見た程度)
- DnDも知らない
- LarianのDivinity:OS2(以下DOS2)はHonour(パーマデス付きベリーハード)をマルチでクリアしたくらいやった
- オリジンキャラクターはあんまり関わらなかった。(特にPT入れ替えしないといけないクエストはやらなかった。野営地で「!」が出てたら話しかける程度)
- PT構成はファイター(記事書いてる奴)、ドルイド、クレリック、ウィザード
全体的な感想
LarianのDivinity:OS2をマルチでアホほどやったんだぞ?楽しくないわけないだろ!!
みんなもっとSRPGをマルチでやるんだ。クソほど楽しいんだ。
何が良いって、それぞれで人間が動くから、あ、そこ、そう動くの!?とかあーなるほどそういうふうにするといいのね?とか気づきや発見がある。
アクシデントもある。見た目が邪悪すぎて、味方から敵と間違われ誤爆されたこともあった。
あとは、こういう硬派洋ゲファンタジーは背景とか、NPC覚えんのとか、固有名詞とかワケワカランなるのはよくあるかと思いますが、メンバー間で知識の補完ができて冒険してる感がマシマシ。
それでもDnD固有名詞とか結構覚えるのが大変だったので、うちではウィザードの人がスプレッドシートにまとめてくれて、各々で更新したりしてました。こういうのも、マルチ冒険の醍醐味かな。
ただ、1週クリアするのに我々の場合、103hほどかかりました。TRPGのセッションでもそうはならんやろ、という時間だと思うので、毎日同じ時間帯に遊ぶ固定面子、となると結構難しいのかなとは思う。でも絶対楽しいゾ。
良かったところ
- 野営地システム&普段着システム
戦闘に使うリソースは戦闘後に回数制限のある小休憩か、野営地まで戻って就寝する大休憩があるわけだが、野営地の描写があって、就寝まで自由に動き回れるシステムが個人的にすごく楽しかった。
しかも鎧のまま寝るとかじゃなくて、野営地で表示される普段着スロットが用意されてる徹底ぶり。(一応切替で普段から普段着も表示できる)これはイマージョンですわ。SKYRIMで飯modとか疲労管理modとか入れてた人は好きでしょこんなん。
ちなみに、我々のようにPTにオリジンキャラクターを入れてない場合は野営地でオリジンキャラクターとお話できます。
記事書いてる人は鎧が好きなんでずっと鎧着てたけど、ウィザードの人とかクレリックの人は可愛い服を探したり、お店で購入したりして普段着表示してました。
鎧好きとしては鎧の見た目装備も欲しかった。(最終装備の鎧がダセえんですわ)
- 豊富な選択肢
一つの問いかけに対して選択肢が5~7個くらい提示されてよりどりみどり。
個人的に一番感激したのは、洋ゲファンタジーにありがち、回りくどい言い回しの奴に「もっとわかりやすく言え!」って言える選択肢。いつも思ってたので提示されて笑った。もちろん選んだ。
テキストで提示される選択肢だけでなく、そのへんの鍵のかかった扉やら、壊せそうな壁を壊すのも自由。我々はその辺の箱や扉は全部開けたし、壊せそうな壁も扉も全部鍵開け(ハンマー)で開けた。結果、想定外の敵対とかも発生するわけだが。それすらも自由。
NPCの態度が気に入らねえという理由で叩き切るのも自由。(唯一、羽生えた象だけは救出時の態度が気に入らないという理由で叩き切った)
- 凄まじいシナリオ分岐
正面からイベントに突入した時とサイドから突入したときでセリフ変わるんですけど?
突入する場所次第でさらにセリフ用意されているとか思わんやん。さらに技能ロールでまた変わる。全回収は無理では?多分、毎回遊ぶたびに作為的に同じルートを通らなければ、毎回色々変わりそう。恐ろしい。
- クラス変更、ビルド変更がお手軽
ゲームを進めると野営地にて少額でクラス変更ができて色んなビルドがお手軽に試せる。試してん~なんか違うなと思ってもすぐ直せるのでほんまにお手軽。
- 楽器演奏ができて、しかも合奏できる、しかもDOS2ファンにはサービス
楽器の習熟をビルドに組み込む必要があるけど、そのへんに落ちてる楽器で演奏ができて、しかも複数人数で演奏してもゴチャゴチャにならない!ちゃんと合わせてくれる!そしてなんとDOS2の曲も入ってる!嬉しいファンサービス!!この手のやつで合奏できるのって初だったんすよね。他ゲーでもあんのかな?
楽器習熟とりました pic.twitter.com/8uXhPlN8Yc
— ばけものけもの (@0v0v) 2024年1月28日
残念だったところ
- 戦闘がぬるい
これは我々が一番不満に思ってる点で、DOS2のヒリつくような戦闘を期待していたけど、強い敵が全然いない。数でばっかり攻めてくる。しかもAIがアホなんだなあ~。難易度冒険家だから?と思って途中で戦術家にしたけど、あんまり変わった感じしなかった。(DOS2は数でも質でも攻めてきてた)
具体的AIアホアホ例として、敵が段差をひたすら無駄に上り下りしたあと、早足を実行し攻撃せずに終了とか、なにもせず終了とかがままあった。何がしたいねん。
それが素で強くないステータス(プレイヤーレベルより下のレベル)で数だけは沢山くる。こうなると撤退戦術である程度バックして敵集団と距離をとると、敵それぞれの移動範囲差で一人ずつ処理できちゃうんだなあ。
ちなみに後半は撤退戦術使わんで、なんも考えんと突っ込んでたけど、ステータス差で勝った。ダメジョン。
あと、一部クラスくっそ強くない?バランス大丈夫?ファイターくっそ強くない?3回攻撃+怒涛でどちゃくそに殴れるんやけど。ドルイドのオウルベアも傍から見ててヤバそうだった。TRPGのDnDのルールだとこんな感じなんか?
ウィザードの人曰く「ファイターかドルイドに加速つけたらもう俺要らんくね?」ってさ。
あとラストがほぼイベント戦で強大な敵にすべてを出し切って勝利した!!って感じが無かった。
でも、このへんは我々がDOS2をやりすぎた弊害かもしれん。わからん。
AIがアホアホなのはアプデでなんとかしてほしいっすね。
- インベントリがクソほど使いづらい
インベントリを「種類」でソートしてもほんとにソートしたの…?っていう並び。せめて回復薬は回復薬で固めてくれよォ!!DOS2ではこんな使いづらいことはなく、いい感じにソートしてくれてたのにどうしてこうなった!?!?
最終的にその辺に落ちてるポーチにジャンル別に詰め込むという、現実のカバンかよ?って運用をしてた。
その他
- 遭遇するNPCとやたらとねんごろにしてこようとする
多分このゲームの売りでもある、ロマンス要素がある。多分好感度パラメータみたいなのありそう。マルチだとプレイ時間がさらに長くなりそうなのでやらなかった。でも、手を出しまくったら怒られるのかどうかも気になるので、2週目でやる。多分。
マルチだと好感度的なものがPT内でどうなるかわからないので(フラグが立ったり立たなかったりしたような気がする)、ここはソロプレイのほうが管理しやすいのか?でも、そのランダムな感じも如何にもマルチって感じで良いとは思う。
相手が同性だろうが異性だろうが関係なく出来るぞ!うちではハルシンの相手をドルイドの人に任せっきりにしてたので、ドルイドの人がManowarとかビリーヘリントンなハルシンに迫られてた。
- 下着がアイテムとして存在
これのおかげでNPC達がウィザードの人のおもちゃと化した。種族によっても人によっても別々の下着があるみたいで面白い。女子下着は全体的にかわいくて良い。ウィザードの人が野営地を下着で歩き回ってても女子のため可愛くて許せる。ただし、ハルシンは完全にManowarと化した。総合的には冒険に笑いを添えてくれた。
- なんでご飯を作れないんですかねえ!?
DOS2では調理なべとかオーブンとかあって、ビルドに合わせた飯を作れたんですよ。野営地とかイマージョン全力投球なのになぜ…?なぜ飯を作れない…!?あったら非常によかったな…という要素でした。でもDOS2でやたらと高性能だったプーティン(カナダのフライドポテト)が野営物資として非常に高性能だったのは、Larianを感じた。
その他マルチの思い出
- 壁尻
ワイ「壁尻だ!!壁尻!!」
— ばけものけもの (@0v0v) 2024年1月7日
ささおじ「AVで見た」 pic.twitter.com/8rzvFJ2QNg
- まさかボスがこうなるとは思わんやん
こういう作戦で行こう!つって作戦固めた直後のことでした。記事書いた人の声が入ってるのは気にしないでください。
- なぜか血まみれになるベッド
ドルイドの人が寝たベッドはなぜか血まみれになったり、ツタだらけになったりした。バグ?転がってる人体パーツは多分誰かが悪ふざけで配置した。
最後に
最初にも言った。みんな、可能ならマルチでもやるんだ。絶対楽しいので。
なんだかんだ言いつつ1週目終わった直後から我々、また2週目(今度はオリジンキャラクターで)を始めている。見た聞いて思ったことをその場で共有するんだ。楽しいぞ。